主題図の編集がさらに容易に
主題図編集のインターフェイスが一新され、使い勝手が大幅に改善されました。
リボンメニューやレイヤ管理ダイアログからマップを直接変更や更新できるようになったほか、ギャラリーコントロール上でマウスオーバーした瞬間に主題図の表現がフィードバックされるよう操作性が進化しました。
レイアウトデザイナーの改善によりマップ入りレポート作成が短縮
レイアウトデザイナーの改善により、見栄えのよいマップがより短時間で作成できるようになります。
レイアウトリボンタブは操作性向上のための修正が行われたほか、アンダーラインやバックの配色などラベル表現を多彩にできるテキスト表現が加わっています。
データの互換性がさらに充実
TABファイルの性能が拡張し、テーブルには最大1,000のフィールドを持てるようになったほか、2GBのファイルサイズの上限がなくなりました。また、以下に示すような最新のOGCスタンダードのサポートによって相互運用性が向上し、マップや位置情報の共有がさらに容易に実現します。
- OGC Web Feature Service (WFS) 2.0
- OGC Web Map Tile Service (WMTS)※1
- OGC GeoPackage※2
※1 WMTSは、画像化されたタイルマップを Web経由で提供するためにOGCが定めた標準プロトコルです。世界各国でWMTS形式で公開された地図情報があり、日本でも国土地理院や産業技術総合研究所がサービスを公開しています。
※2 GeoPackageはOGCが定めたオープンスタンダードなGISデータ形式です。Preciselyのロケーション製品はもちろん、他社GISとのデータの共通活用やモバイル活用シーンでのメリットがあります。
地理院地図(国土地理院)のWMTSを表示した例
日本シームレス地質図(産業技術総合研究所 地質調査総合センター)のWMTSを表示した例
全世界のユーザーが世界対応のジオコーディングをオンラインで
MapInfo® Pro v16 では世界対応の住所や地点へのジオコーディングをオンラインアクセスを通じて実現します。従来型のデスクトップのジオコーダーのように参照用の住所データを購入する必要なく、世界中の住所をジオコードしてマップ上に表示可能です。
日本の住所は漢字表記はもちろん、ローマ字表記の処理も可能です。
- Pitney Bowes Commerce Cloud によるジオコーディング・サービスを使用するクレジット※
- 140ヶ国以上のストリートレベルのジオコーディング
※ クレジットは新規購入後の一定期間に毎月割当があります。一定期間後はメンテナンス契約に加入し、追加のクレジットの購入が必要になる場合があります。
ラスター機能の追加でさらに進化 (Advanced版)
MapInfo® ProAdvanced は、高解像度グリッドデータの超高速処理、ビジュアライゼーションと解析を行うための世界で最も高性能のデスクトップベースのラスターGISソリューションです。 大陸レベルや全世界レベルの巨大なデータでもストレスなく処理を行い、組織全体でその成果を容易に共有することができます。
最新版では、さらに改善が加えられ、ビジュアライゼーション、分析、生産性が向上しています。
- LiDAR / .LASデータセットを含む複数のファイルからグリッドを作成可能に
- グリッド計算機能の強化
- 新しいグリッド補間方法
MapInfo Proで作成した分析マップをオンラインでシェア
関連製品の Spectrum Spatial Analyst (SSA)を活用すれば、 MapInfo Proで作成した地理的なデータや分析マップをサーバ環境で共有し、ネットワーク経由で関係者のPCやスマートフォンなどから常に閲覧を行うことができるようになります。
SSAはシステム導入後にアプリの開発やコーディングは不要で、サーバにマップをアップロード後、専用の画面上にてマップの設定を行うだけで、手軽にウェブマッピングが実現します。
組織内部での情報共有はもちろん、ポータルサイトを通じた外部へのマップの公開も可能で、チーム内外の意思決定に強力な武器となります。