MapInfoツール ユニバーサルトランスレータ
ユニバーサルトランスレータは、MapInfo形式のファイルを他形式の異なる空間データフォーマットに変換したり、逆に他形式のフォーマットデータをMapInfo形式に変換したりします。
ユニバーサルトランスレータは、次のファイルフォーマットをMapInfo TAB又は、MapInfo Interchange(MIF形式)ファイルに変換できます。
■ v12.0
- ・Autodesk AutoCAD DWG/DXF (.DXF、.DWG) AutoCAD rel 2013 まで
- ・Bentley MicroStation Design 7 (.DGN)
- ・Bentley MicroStation Design 8 (.POS、.FC1、.DGN)
- ・ESRI ArcInfo Export (.e00)
- ・ESRI ArcSDE
- ・ESRI Geodatabase (Personal Geodatabase) (.MDB)
- ・ESRI Shapefile (.SHP)
- ・Google Earth KML (.KMZ、KML)
- ・Spatial Data Transfer Standard TR01CATD.DDF (*CATD.DFF) など
- ・Vector Product Format (VPF) Coverage POAREA.AFT、POLINE.LFT、POPOINT.PFT (.*FT)など
■ v11.5以前
- ・AutoCAD DWG/DXF
- ・ESRI ArcInfo Export(E00)
- ・ESRI Shapeファイル(SHP)
- ・Microstation Design(DGN)
- ・Spatial Data Transfer Standard(SDTS)
- ・Vector Product Format(VPF)
ユニバーサルトランスレータは、MapInfo TAB又は、MapInfo Interchange(MIF形式)ファイルを、次のファイルフォーマットに変換できます。
■ v12.0
- ・Autodesk AutoCAD DWG/DXF
- ・Bentley MicroStation Design 7 (.DGN)
- ・Bentley MicroStation Design 8 (.POS、.FC1、.DGN)
- ・ESRI ArcInfo Export (.e00)
- ・ESRI Shapefile (.SHP)
■ v11.5以前
- ・AutoCAD DWG/DXF
- ・ESRI ArcInfo Export(E00)
- ・ESRI Shapeファイル(SHP)
- ・Microstation Design(DGN)
■ v12.0
v12.0のユニバーサルトランスレータは、変換エンジンがバージョンアップされ、インターフェイスが変更にされました。
1.[ツール]メニューの、[ツールマネージャ]を選択します。
- ■ツール一覧から、「ユニバーサルトランスレータ」の「読み込み」チェックをONにします。
- ■「自動読み込み」チェックをONにしておくと、MapInfo Pro™が起動されると自動的に、ユニバ-サルトランスレータが起動されます。
2.[ツール]メニューに「ユニバーサルトランスレータ」メニューが表示されます。
- ■[ツール]→[ユニバーサルトランスレータ]→[ユニバーサルトランスレータ]を選択します。
3.「FME クイック トランスレータ」が起動されます。
4.「変換パラメータを設定」ダイアログが表示されます。
- ■「リーダー」の、「形式」から、変換元データのフォーマットを選択します。
※プルダウンメニューまたは、右側の『...』ボタンをクリックして表示される「リーダー ギャラリー」から選択します。
- ■「リーダー」の、「データセット」に変換対象のファイルを指定します。
キー入力することもできますが、右側の『...』ボタンをクリックしてファイルを選択できます。
※複数ファイルの選択が可能です。
- ■「ライター」の、「形式」から、変換するフォーマットを選択します。
※プルダウンメニューまたは、右側の『...』ボタンをクリックして表示される「ライター ギャラリー」から選択します。
- ■「ライター」の、「データセット」には、変換データの出力先フォルダを指定します。
5.『OK』ボタンをクリックして変換処理を開始すると、「FME クイック トランスレータ」に処理内容が書き出され、変換が成功すると、メッセージ「変換が完了しました」が表示されます。
■ v11.5以前
1.[ツール]メニューの、[ツールマネージャ]を選択します。
- ■ツール一覧から、「ユニバーサルトランスレータ」の「読み込み」チェックをONにします。
- ■「自動読み込み」チェックをONにしておくと、MapInfo Pro™が起動されると自動的に、ユニバ-サルトランスレータが起動されます。
2.[ツール]メニューに「ユニバーサルトランスレータ」メニューが表示されます。
- ■[ツール]→[ユニバーサルトランスレータ]→[ユニバーサルトランスレータ]を選択します。
3.「ユニバーサルトランスレータ」ダイアログが表示されます。
- ■「ソースファイル」の、「フォーマット」から、変換元データのフォーマットを選択します。
- ■「ファイル」に変換対象のファイルを指定します。
キー入力することもできますが、右側の『...』ボタンをクリックしてファイルを選択できます。
※複数ファイルの選択が可能です。
- ■「出力先」の、「フォーマット」から、変換するフォーマットを選択します。
- ■「ディレクトリ」には、変換データの出力先フォルダを指定します。
- ■「ログファイル」の、「ログファイルの書き出し」チェックをONにすると、変換プロセスをテキストファイルに出力します。変換に失敗した場合には、原因調査の大事な資料となります。
※ログファイル名のデフォルトは「mutlog.txt」ですが、キー入力により変更することができます。
4.『OK』ボタンをクリックして変換を開始すると、変換の処理中を示すメッセージが表示されます。
※変換が完了すると、メッセージが表示されます。これで変換は終了です。
5.指定したフォーマットにより、ダイアログに『投影法』や『設定』ボタンなどが表示されます。
※MapInfo Pro™インストール先フォルダ下の「Documentation」フォルダに、ユニバーサルトランスレータのマニュアル「UniversalTranslatorUserGuide.pdf」がインストールされていますので、詳しくはそちらをご覧ください。
6.ESRI Shapeファイルは、通常のMapInfo形式テーブルと同様に、[ファイル]→[開く]メニューから、オープンすることができます。
- ■「ファイルの種類」を、「ESRI Shapeファイル(*.shp)」に変更して、オープンするShapeファイルを選択します。
※複数選択が可能です。
- ■『開く』ボタンをクリックします。
- ■保存するフォルダとTABファイル名を指定します。
※Shapeファイルと別フォルダとすることも可能です。
- ■『保存』ボタンをクリックします。
7.ShapeファイルがMapInfoテーブルとして読み込まれます。
「ユニバーサルトランスレータ」と「開く」の変換の違い
「ユニバーサルトランスレータ」では、図形スタイルの指定はできませんが、NativeなMapInfoテーブルに変換されるため、変換後に自由な編集が可能です。
「開く」の場合は、図形スタイルの指定は可能ですが、マップも属性も編集することはできません。