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西日本高速道路エンジニアリング関西株式会社カスタマープロフィール西日本高速道路エンジニアリング関西株式会社は、1973年に創立されました。 高速道路のスーパーホームドクターは渋滞予測のプロお盆休みやお正月など帰省ラッシュが発生する時期には高速道路の交通量が増加し、渋滞が頻繁に発生しています。出発時間を調整したり、経路を再検討して何とか渋滞を回避しようと、高速道路の渋滞予測情報をチェックした経験をお持ちの方も多いのではないかと思います。 NEXCO西日本のグループ企業である西日本高速道路エンジニアリング関西株式会社では、関西全域の高速道路の維持管理という業務の一環として高速道路の渋滞予測も行っています。 「大型連休等の交通繁忙期や高速道路上で大規模工事を行う場合、渋滞が発生することは少なくありません。高速道路を利用するお客さまに安全と安心をお届けする『高速道路のスーパーホームドクター』としては、このような渋滞をあらかじめ予測し、正確な情報を利用者に伝えることは非常に重要な仕事なのです。」取締役で交通・環境技術部長の中村さんから説明いただきました。 「針金図」の壁「渋滞予測を行うためには、まず専用のシステムを使って当該道路を利用しようとする交通量(需要交通量)を求めます。」交通・環境技術部のチーフエンジニア安さんに手順を説明していただきます。 「ここからは少し面倒な手順です。ここで求めた交通量とともに、過去の交通変動データと当該道路の交通容量データを渋滞予測プログラムに取り込み、予測される渋滞の発生場所、延長、継続時間等を計算で求めていきます。」「この交通量と渋滞の予測結果はただの数値の羅列です。だから誰もが一目でわかるように、この数値の地図化が必要でした。これまでは、それをイラストレータを使って手作業で行っていました。」 手作業では人的な負荷と時間がかかりがちです。より多様な条件を与えて渋滞予測を数多く行うため、地図化された渋滞予測結果の確認を迅速に行いたい。ここから、出力結果を自動的に地図化するための取り組みが始まりました。 「これまで扱っていたのは『針金図』といわれるネットワーク模式図でした。この針金図を正確な緯度経度に対応した地図に変換する必要がありました。しかし、これが一筋縄では行きませんでした。」「少し面倒な作業になったので、MapInfoのプロフェッショナルサービスとしてデータ編集作業を依頼しました。この成果により、需要交通量図をMapInfo® Proで描けるようになりました。」 マップ化された結果を見ると、次の課題が見えてくる「地図に出すメリットは、何といってもわかりやすさです。」というのが安さんの意見。 最後に、長年渋滞予測に携わってきた安さんに、渋滞予測情報の使い方についてのアドバイスをいただきました。 「針金図」からMapInfo® Pro に移行した需要交通量図(上) 西日本高速道路エンジニアリング関西株式会社 「交通量予測や渋滞予測の結果をマップに表現するのはとても効果的なことです。でも、手作業では徹夜作業って事もありました。MapInfoの導入でビジュアル化が素早くできるようになり、助かっています。」 西日本高速道路エンジニアリング関西株式会社 「ボクらが『針金図』と呼んでいるネットワーク模式図のデータをGISのシステムに読み込むというのが、導入に際して高いハードルになっていました。」 「このハードルを乗り越えるためのMapInfo 技術チームからの提案は、MapInfoを選択する最大の要因になりました。」 ポイント
西日本高速道路エンジニアリング関西株式会社
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